フェレットの乳腺腫瘍

2006年09月06日
フェレットの場合、犬猫のような乳腺腫瘍は非常に稀で、副腎疾患に起因した乳腺過形成が多発する。
性ホルモン、特にエストラジオールの過剰分泌によるものです。
去勢オスにおいても乳腺腫瘍の発生はあり、過去の報告ではいずれも良性であると報告されています。
フェレットの乳腺過形成の細胞診では非常に細胞成分に乏しく、FNAにて上皮系の細胞成分がシート状にたくさん取れてきている場合は汗腺腫瘍、乳腺腫瘍などが疑われます。

フェレットにおいて乳腺に”しこり”ができている場合は、外科的切除の前に副腎疾患の症状がないかどうか、触診、超音波検査、血液検査、ホルモン測定などを行い治療方針を決定します。

過去に1例、経験していますが、他院にて乳腺の腫瘤を指摘され治療として乳腺の外科切除と言われた症例で、セカンドオピニオンとして来院されました。
その症例も他に副腎疾患を疑わせる症状はなかったのですが、やはり片側の副腎の腫大が認められ、外科的に腫大した左副腎と乳腺腫瘤を切除しました。
フェレットにおいて乳腺の腫瘤は犬猫と異なり、副腎疾患がないかどうかを確認し、その治療も行なわないと治療としては不完全になる可能性があり注意が必要です。

人気ブログランキング
関連記事
スポンサーサイト
Comment

管理者のみに表示