ガンは早期発見、早期治療

2013年12月27日
当院ではガン・腫瘍治療に力を入れていることもあり、腫瘍の摘出手術も数多く行っております。
その中で、なぜここまで置いておいたのかというくらい大きくなってから来院されるパターンも多いのが現状です。

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この写真はまだ小さいほうで、小型犬の体にソフトボール大のしこりが出来ていたり
かなりジュクジュクして臭いがきつくなっていることもあります。

大きくなってからの手術では切除範囲も大きくなり
腫瘍の悪性度にもよりますが、やはり大きいほど再発や転移のリスクが増えることが多くなります。

もう高齢だからという理由でそのままにせず、まずは当院へ相談・診察にいらしてください。
腫瘍のサイズや部位などによっては局所麻酔だけで切除ができる場合もありますし
そのままにしておいた場合に考えられること、摘出にはどのような方法があるのかなど
手術を検討するために必要な情報を提供、相談することができます。

一緒に住んでいる我々人間が気づいてあげられる体の外の腫瘍は、早く気づいてあげて、早くに動物病院を受診し
早期治療を受けさせてあげてほしいと切に願います。
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腸閉塞の診断

2013年12月17日
腸閉塞というのは何らかの原因によって消化管の内容物が肛門側へ流れなくなる状態です。
原因としては主に異物や腫瘍、腸の運動性の低下などがあります。

動物病院では比較的よく診る病気ですが
症状や身体検査、レントゲン検査、バリウム検査などによって総合的に診断をつけていますが
ここ最近では動物病院にも性能の良いエコーが普及し始めたこともあり
超音波検査で診断がつくことも多くなりました。

レントゲンやバリウム検査よりもはっきりと異物や腫瘍が見えることが多いので非常に役に立ちます。
先日も立て続けに腸閉塞の手術がありましたが、それらは全て超音波検査で診断がつきました。

超音波検査を普段の診療に活用することにより
早期の病気の診断に結びつくのは、動物にとっても私たちにとってもありがたいことです。

私が獣医師になりたての十数年前とは隔世の感がありますが
医療設備も知識も古くならないよう常にアップデートが必要です。

エコー画像:腸内に異物がはっきりと見えており、異物の手前の腸には液体がたまって拡張している像がみられます

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臨時休診のお知らせ

2013年12月12日
急ではございますが12月14日(土)午後の診察は休診とさせていただきます。

午前の診察は通常通り9:30~11:45までの受付です。

ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願い致します。

手術器具紹介

2013年12月05日
動物病院の手術ではどんなものを使っているのか、少しでも身近に感じていただければと思い
今回は手術器具の紹介を致します。

写真の器具は止血をするためのチタン製のクリップです。
大小さまざまなサイズがあり、手が届きにくい部位の血管を止血するのに通常使うものです。
当院では主にフェレットの副腎摘出のために使用しており
犬猫のみの動物病院では珍しい部類の器具でしょう。
チタン製で高価なのが頭が痛いところですね。

clip.jpg

フェレットの副腎を摘出する場合、特に右側の副腎は後大静脈という非常に太い血管に接していることがほとんどで
後大静脈からの副腎の剥離が非常に大変なため、右副腎の摘出は困難と言われています。

副腎の剥離が大変なことには変わりありませんが、この血管クリップがあるのとないのとでは手術の大変さに大きな違いがあり
細かな手術をサポートしてくれる大変便利な器具です。
フェレットや小さなエキゾチックアニマルを診療している動物病院には必携の道具だと思います。
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