フェレットの肥満細胞腫

2012年05月31日
今回はフェレットの皮膚によくできる皮膚肥満細胞腫についてです。

経験的にはフェレットの皮膚にできる腫瘍といったら、ほとんどが肥満細胞腫で
時々、扁平上皮癌がみられるという印象ですが
ある報告によるとフェレットの皮膚にできる腫瘍では肥満細胞腫、扁平上皮癌、皮脂腺腫がほとんどを占めるようです。


フェレットの肥満細胞腫は通常、皮膚に見られ犬と違い良性の挙動をとり、内臓が冒されることはまれです。
単独または多発的に発生し境界のはっきりした無毛の結節で2㎜から1㎝までさまざまです。
小さなものでは湿疹のようなものや黒い痂皮などが出来たり消えたりを繰り返すことも多いです。

診断には切除による組織診断のほか、腫瘤の細胞診によっても診断は可能です。
フェレットの肥満細胞は犬や猫と比べると顆粒がはっきりとしていないことが多いですが
経験があれば細胞診で十分診断できます。

フェレットの皮膚腫瘍は犬猫に比べると少ない印象ですが、悪性腫瘍も20%程度は存在するため
しっかりとした検査、診断が必要です。

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