うさぎの角膜閉鎖症

2011年10月19日
他の動物ではあまり報告はないですが、うさぎさんで比較的見ることの多い角膜閉鎖症についてです。
偽翼状片、結膜過形成などとも言われます。

角膜閉鎖症とは結膜がほぼ全周にわたり伸長して角膜を覆う病気です。
わかりやすい例では下の写真がそうです。

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軽度なものでは、うさぎ自身は不自由なく行動し、結膜炎などを伴わなければ羞明などの症状も起こしません。
角膜の露出がかなり制限される例では視覚異常をきたすこともあります。
そのため通常、軽度な例では何ら不快な症状はないため、治療の必要はないことがほとんどです。

ただし結膜の伸長が重度な場合は、外科的な結膜切除が必要になります。
切除後、再発する例もあるため、手術後にステロイドやシクロスポリンの点眼を行うと再発防止に有効との報告もありますが
結膜の伸長以外に症状のない軽症例では、現時点ではあまり積極的な治療は行なわないことが多いようです。

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竹千代な話。

2011年10月14日



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ハロウィンですね。



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ん?


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でも竹千代には関係ないみたいです。





突然ですが、竹千代ルームを模様替えしました!!頑張っちゃいました。
と言っても、劇的なビフォアーの写真を撮り忘れました・・・・・・・・
しっくりこないかと思いますが、アフターのみの写真でお届けします。


こちらです!!!

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いつも病院の奥からのそのそやってくる竹千代はこんなお部屋でご指名のスタンバイ!!

ほんとはスタッフ(人間用)部屋として設けたはずですが・・・すっかりスタッフ(フェレット用)部屋となりました。




最後に竹千代の働いている??様子。

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病院に来たかわいこちゃんと一緒におねんね。
いや、接客です。

DSC02113.jpg

あ、気付いた。

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最終的に独り占め。
人さまのキャリーなのに・・・
これは働いているというのか・・・?


今回は普段あまりみることのない竹千代の生活感を公表しちゃいました。

こんな好き放題な竹千代をいつも温かい目で見てくださりありがとうございます!
そして竹千代と遊んでくれる動物のみんなにも感謝感謝です!


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フェレットの前立腺疾患

2011年10月11日
3歳以降のフェレットでは副腎疾患の発症が多いですが
今回は副腎疾患に併発する病気の前立腺の腫大、前立腺嚢胞についてです。
副腎疾患について詳しくは当ブログの「フェレットの副腎疾患」を参照してください。

オスのフェレットでは副腎からの性ホルモンの過剰により前立腺の腫大や嚢胞によって排尿・排便困難が起こります。
完全に尿が出ない尿道閉塞になると命に関わることもあり非常に危険です。
内科治療としてリュープリンやカソデックスの投与により性ホルモンを抑え、症状が改善することもありますが
内科治療だけではどうにもならない場合も存在します。

そういう例では年齢、症状により副腎の摘出の他に、前立腺の手術も併せて実施します。
さまざまな術式がありますが、今回の例では大きくなった前立腺の嚢胞を縫縮する前立腺縫縮術を行いました。

zenritusen02.jpg

大きくなった前立腺嚢胞があります
これが尿道を圧迫し排尿を困難にしているようです。

zenritusen03.jpg

大きな嚢胞を切除し、嚢胞を縫い縮めました。
赤く写っているふくらみは膀胱です。

フェレットの副腎疾患に伴う前立腺疾患は非常に困難な病態ではありますが、状態に合わせ外科治療、内科治療を行なうことにより、維持していくことが出来ます。

最近、おしっこを踏ん張ってしている、便が出づらいなどあるようでしたら、早めに動物病院を受診したほうがいいでしょう。
3歳以降のフェレットでは特に注意してください。

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