フェレットの強制給餌

2011年01月20日
フェレットでは食欲不振の原因が何であれ、治療に反応するまでの間、とりあえず食べさせることによって体力の維持を図らないとどんどん衰弱していってしまいます。
例えば、体重1kgあった子が急激に半分の5~600gにまで減少し衰弱していくなどよく目にする出来事です。

そういった強制給餌が必要な時によく当院で使用しているのが、a/d(ヒルズ)、退院サポート(ロイヤルカナン)、高栄養・免疫サポート(ロイヤルカナン)、テクニケア(イースター)などの強制給餌に役立つ缶詰、流動食など。

フェレットの強制給餌

食欲がない子でも高栄養・免疫サポートやテクニケアだったら器からそのまま食べてくれることも多々ありますが、食べない場合はペースト状にした流動食をシリンジで与える必要があります。
また、流動食の場合一緒に水分も摂取できるため水分の補給にも役立ちます。

強制給餌が短期間の場合は高栄養・免疫サポート単独で行なっていいかとおもいますが、長期化する場合は出来ればa/dや退院サポートといった主成分が肉類のものを混ぜるようにしています。
ただ、a/dや退院サポートを好まないフェレットも多いため、高栄養・免疫サポートを混ぜて嗜好性を良くして与えると何とか飲んでくれるようになることも多いです。

投与量としてはフェレットの維持カロリーは報告によってかなりばらつきはありますが、70kcal/kg/日や200~300Kcal/kg/日との報告があるので、はじめの目標としては100kcal/日でスタートし、体重の増減や便の様子、食べてくれるかなどを指標に増減して与えていきます。

強制給餌に慣れると体調が戻っても、以前のドライフードを食べてくれないことも多いですが、流動食の中にドライフードを粉末にしたものを混ぜたりして徐々に以前の食性に戻すよう努力します。

フェレットの治療において強制給餌は非常に重要な処置と言えるため
強制給餌が必要な時にこのエントリが少しでもお役に立てればと思います。

フェレットの栄養学的特徴に関しては当動物病院のサイトに掲載しております。そちらもご参考までに。

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フェレットのインフルエンザ

2011年01月15日
今年もインフルエンザが流行する季節になりました。

フェレットはインフルエンザの疾患モデルとして利用されるようにインフルエンザに感受性があります。
そのため人からフェレット、フェレットから人、フェレットからフェレットへも感染することがありますので注意が必要です。

基本的には症状や周囲にインフルエンザに感染した人がいるなどの問診から仮診断しますが
必要であれば人用のインフルエンザ迅速抗原検査キットを使用し診断することも可能です。
発症早期では感度が低く、発症後24時間位が最も感度が高いとされ、検体採取のタイミングによって結果を解釈する必要があると言われています。

以前はフェレットはインフルエンザで致死的な経過をたどることは少ないと言われていましたが
フェレットでも新型インフルエンザは下部気道での増殖が強く、肺炎を起こす可能性が高いことが示されていることから経過には注意が必要だと思います。

フェレットでもタミフルを使用することは可能ですが、早期に診断できる例が少ないことから使用する症例は限られてくるでしょう。
ただしハイリスクな症例には使用を考慮する必要性があると思います。

tamiflu.jpg

以前のエントリにもインフルエンザについて記載していますので、そちらも参考まで。

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携帯サイトオープン

2011年01月02日
新年明けましておめでとうございます。
当院スタッフ一同、みなさまのお役に立てるよう努力いたします。
今年もよろしくお願い致します。

今年に入り、当院でも携帯サイトをオープン致しました。
出先での病院住所・診療時間・電話番号の確認や
お友達・ご近所の方への当院のご紹介にお役に立てればと思います。
下記、QRコードからアクセスして下さい。



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