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フェレットの凝固試験

2008年09月27日
Coagulation values in normal ferrets (Mustela putorius furo) using selected methods and reagents.

Benson KG, Paul-Murphy J, Hart AP, Keuler NS, Darien BJ.
Department of Medical Sciences, School of Veterinary Medicine, University of Wisconsin, Madison, WI.
Vet Clin Pathol. 2008 Sep; 37(3):286-8.

健康なフェレットを使った凝固試験の値

背景:正確な凝固系検査の測定は診断や凝固障害のフェレットの管理に有用である。われわれはこの種の凝固時間を報告したものを知らない。

目的:この研究の目的はプロトロンビン時間(PT)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)、フィブリノーゲン濃度、アンチトロンビン活性の参考値を決定すること。

方法:血液サンプルは18頭の臨床的に健康なフェレットから採取し、9:1になるように抗凝固剤のクエン酸ナトリウムで処理した。集められた血漿は分析までマイナス70℃で保存した。PTとAPTTはフィブロメーターとACL3000による自動測定によって測定した。フィブリノーゲンは比濁法で測定した。アンチトロンビン活性は比色分析によって決定した。方法や試薬の違いはt検定で評価した。

結果:PTはfibrometer(12.3+/-0.3, 11.6-12.7 秒)を使用したものでは、ACL(10.9+/-0.3, 10.6-11.6 秒) (P<.01).に比べ有意に延長した。
PTTは有意な差は無かった。fibrometer (18.7+/-0.9, 17.5-21.1 秒)、ACL(18.1+/-1.1, 16.5-20.5 秒)
しかしエラグ酸を加えた場合は両検査法とも延長した。(fibrometer 20.4+/-0.8, 18.9-22.3 秒; ACL 20.0+/-1.0, 18.6-22.1 秒) (P<.01)
フィブリノーゲン濃度は107.4+/-19.8 mg/dL (90.0-163.5 mg/dL)、アンチトロンビン活性は96%+/-12.7% (69.3-115.3%)だった。

結論:これらの健康フェレットの凝固試験結果は同じ試薬や方法を用いれば凝固障害のフェレットの評価に役立つ。

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DICなど凝固異常の診断に役立ちそうです。現在使っている測定系の方法を確認しないといけませんね。

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親が子供に就かせたいお仕事ベスト30

2008年09月22日
今日、とある獣医さんがテレビに出ていたそうじゃないですか。なんだか自分と同年代ですが、イケメン獣医師、今年新規開業した病院の院長、課外活動?も熱心なようで境遇はかけ離れていますけれど。
もちろん自分はそんな時間に家には帰ってきてませんでした。

「大胆MAP」という番組で「お仕事年収図鑑・親が子供に就かせたいお仕事ベスト30最新版!!」という特集がやっていたようですが・・・
いつものことながら、サイトを見ていただければわかりますが医師、薬剤師、教師、看護師、美容師、弁護士、建築士と”師”、”士”が付く職業の中にありながら何故「獣医」なんでしょうか。一般的にはその程度の認識ということなんでしょうけれども。

それにしてもいいですねぇ。
開業だけではなく、面白そうな活動もしているようですし。診療以外に活動の場があるのは羨ましい限りです。

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フェレットのリンパ腫 あれこれ

2008年09月10日
犬のリンパ腫の診断、治療はあらたなステージを向かえ、今までの各種プロトコールによる生存率、寛解率の比較からPCRによる診断、新Kiel分類などによる治療方法・予後の判断などに、ここ数年で変わってきました。

犬のLow-grade lymphomaなど、昔からそういう病気はあったようですが、普通のリンパ腫と同じように治療されていた症例も多いことと思います。

そういった流れがある中、フェレットでは今後どういう方向に行くのでしょうか。まだまだ猫も情報の蓄積が足りない中でフェレットのリンパ腫における飛躍的な変化は難しいのだと思います。
実際、フェレットのリンパ腫も経験がありますが、今までは犬猫と同じようにCOPベースで治療し、レスキューにCCNUを使ったりとやってきましたが、高齢のフェレットに見られるような低悪性度のものは、現在の症例に対する腫瘍の影響を考え、治療方法を検討する必要もあります。
しかし現状では犬猫の知識の外挿や経験的なものになってしまい、確固としたエビデンスがないのが辛いところです。

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