勤務医26%が医事紛争経験 診療で「委縮がちに」7割

2007年01月30日
勤務医26%が医事紛争経験 診療で「委縮がちに」7割

動物病院でも同じ感じです。
周りの病院でも訴訟を抱えている所は普通にありますし、以前の同僚の先生は訴訟を抱えていました。
個人的には訴訟はまだ経験していませんが、大きなクレームというのは何件か経験しています。
なぜこんなにも感情的に怒っているのか、なぜまともに話し合えないのか、いろいろ変わった人がいて精神的に疲れます。

そのためもあり最近は防衛線をかなり張り巡らせて説明、診察をしていますが・・・

変わった人というのはどの分野で仕事をしていても人と関わりのある仕事をしている限りは避けられないものだとは思いますが、みなさんストレスで胃に穴があきませんか??

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フェレットのジステンパーワクチン

2007年01月26日
犬ジステンパーウイルスはフェレットにも感染し、犬同様、致死的な症状、経過をたどるためワクチンによるジステンパーの予防を行なうことが望ましい。

フェレットに用いる犬ジステンパーワクチンは鶏卵培養を行なったウイルスを用いた弱毒生ワクチンが良いとされています。
不活化ワクチンはフェレットでは効果が不確実であるようです。

接種プログラムとしてはアメリカフェレット協会では生後8週目に接種した後、3週間間隔で11週、14週目に接種することを推奨しています。
また発表されている文献では生後6~14週目とその2~3週間後に追加接種をする方法が載っています。

アメリカなどではフェレット用にジステンパーワクチンが開発されておりFERVAC-Dが有名ですが、フェレットへの安全性は必ずしも高いとは限らないようで、アメリカでもあえて犬用のワクチンを用いることがあるようです。

日本ではフェレット用のワクチンは開発されておらず、犬用の製剤を使用するしかありません。犬用のジステンパーワクチン単体のものは販売されておらず他のワクチンとの混合になっています。そのためできるだけ混合されている成分の少ないものを用いるほうがいいかと思われます。
どこの製剤がいいというのはフェレットにおける抗体価と副反応のデータを比べられる環境にいないので言及は避けます。

ワクチンアレルギーとしては急性の反応であるアナフィラキシーショックや遅発性に起こる顔面の浮腫や嘔吐、下痢などの症状を示すものもある。犬と異なり60分以内に起こることが多いようです。アレルギーの対処は犬猫に準じますが結構誤解している獣医師も多いので一度確認しておくといいかもしれません。

ちなみにワクチンなどの生物学的製剤は個人使用であったとしても輸入することはできません。

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転院症例のその後

2007年01月19日
前回の転院症例のその後についてです。
今回、無事抜糸も済みました。

半年以上前から他院にて食欲不振で強制給餌をしていた症例ですが、胃内の毛玉を除去後は食欲の改善が見られフェレットフードを100%自力で食べてくれているようです。体重も100g増加していました。

肝臓の病理検査も脂肪肝ということで、ジャーキーなどおやつによる食事性のものや慢性食欲不振による脂肪動因が原因のようです。

こういった症例は気を引き締めてくれます。ずっと診ていると気がつかないこともありますからね。慢性経過をたどる症例は時々初心に戻って再度検査や鑑別診断リストを考え直す必要性があります。

ちなみになぜこの毛玉に気づかなかったのか。。。
札幌ではフェレットを結構診ていると評判の病院のようなんですけどね。
最初、その病院からの転院で初診日に胃内毛玉が触診、エコーで確認でき、他に異常が見当たらなかった時は何か見落としがあるのではないかと逆に不安になりました。まあ杞憂で終わったわけですが。
半年間、カケシアを強制給餌し続けた飼い主さんの努力にも脱帽です。

p)フェレットのワクチンについて資料が手に入ったのでその内容で次回更新予定です。

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新年早々のフェレット症例

2007年01月07日
今年最初のエキゾチックの新患症例はフェレットでした。
他院からの転院症例で主訴は去年からの嘔吐、食欲不振、タール便。
経過などの詳細は避けますが、触診、エコーにて胃内異物、特に毛玉が疑われました。
血液検査では中等度の肝酵素の上昇が認められました。
他には軽度脾腫大。

試験開腹を行い胃切開にて毛玉を摘出。
肝臓はびまん性に黄色を呈していたので生検を実施。
脾臓に関しては腫大以外に肉眼的には明らかな異常が認められないため、消化管内異物による反応性の腫大と判断し生検は行なわず。
腹腔内リンパ節の腫脹などは認めませんでした。
十二指腸などの消化管が全体的に軽度充血していました。
膵臓には明らかなマスは認めず。

麻酔の覚醒はやや悪かったですが無事生還しています。

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