犬アトピー性皮膚炎の新薬

2017年11月22日
犬アトピー性皮膚炎の治療薬として急性期にも慢性期の治療にも使用できる新薬(アポキル)が日本に登場してから1年が経ちました。

当院でも多くの犬の患者さんに使用してきましたが治療効果が高く、副作用も少ないため、犬のアトピー性皮膚炎の維持がしやすくなりました。
当院ではアトピー性皮膚炎の治療の第一選択として使用しており、良い感触を得ています。
ただやはり、アポキルでも治療反応がない慢性の難治性の子もいます。

そういった子には、当院ではオゾン療法、減感作療法といった治療を併用したり
人医療で主流になっているステロイド外用プロアクティブ治療を積極的に行っています。(犬の場合は毛があるため難しい場合も多いですが)
個人的な感触としてはシクロスポリンとオゾン療法の併用が、難治性の子に効果がある例が多い印象があります。

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気管虚脱の新しい内科治療法

2014年11月07日
気管虚脱とは気管軟骨が扁平化して気管が狭くなり、咳が続いたり、重症化すると呼吸困難を引き起こす怖い病気です。

小型犬に比較的多く見られ、最初の受診理由はガチョウのような咳や長く続く咳が多いようです。

一般的な治療法は内科治療が主で、咳止めや気管支拡張剤、ステロイドなどが使用されますが
進行していくとこれらの治療では咳を抑えることが困難になり、気管虚脱だから咳はある程度仕方がないと考えるしかありませんでした。

外科治療としては気管内ステント法やPLLP法のような気管外プロテアーゼ法がありますが、手術を実施できる病院が少ないのが現状です。
当院ではPLLP法による手術の実施例はあります。

そのような状況がずっと続いていましたが、数年前より気管虚脱の内科治療に新しい治療法が報告され始めました。
それは気管虚脱の原因のひとつに気管軟骨の変性が関与していると考えられているため
軟骨の修復をはかることで、症状の改善を期待するものです。

当院でも治療例はまだ少ないですが、頑固な咳が治まる例が多いようです。
気管の狭窄が改善したという他施設の報告もありますが
現状では咳などの症状の改善、気管狭窄の悪化防止を目的に新しい治療を行っています。

マダニ予防

2013年04月16日
今年も狂犬病予防接種の時期がやってまいりました。
予防接種の時期は混み合うことがありますので時間に余裕をもってご来院ください。

もうひとつの大事な予防であるフィラリア予防は札幌では6月上旬から始めることをおすすめします。


マダニに関して、今年はニュースでも報じられているように
日本でもマダニから人へ感染するウイルス感染症(SFTS)、重症熱性血小板減少症候群が報告されています。

現在のところ動物への感染による発症は報告がないようですが
マダニが人へのウイルス感染を媒介するため、マダニの動物への寄生も予防したほうがいいでしょう。

札幌では例年、ゴールデンウィーク頃から犬にマダニが付いて動物病院へ来院することが増えてきます。
緑の豊富な公園や河川敷によく散歩に行く場合や、キャンプなどに一緒に連れて行く場合などは
定期的にスポットオンタイプのマダニ予防薬で予防することをおすすめします。

マダニ予防薬に関しては動物病院にお問い合わせ下さい。
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