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気管虚脱の新しい内科治療法

2014年11月07日
気管虚脱とは気管軟骨が扁平化して気管が狭くなり、咳が続いたり、重症化すると呼吸困難を引き起こす怖い病気です。

小型犬に比較的多く見られ、最初の受診理由はガチョウのような咳や長く続く咳が多いようです。

一般的な治療法は内科治療が主で、咳止めや気管支拡張剤、ステロイドなどが使用されますが
進行していくとこれらの治療では咳を抑えることが困難になり、気管虚脱だから咳はある程度仕方がないと考えるしかありませんでした。

外科治療としては気管内ステント法やPLLP法のような気管外プロテアーゼ法がありますが、手術を実施できる病院が少ないのが現状です。
当院ではPLLP法による手術の実施例はあります。

そのような状況がずっと続いていましたが、数年前より気管虚脱の内科治療に新しい治療法が報告され始めました。
それは気管虚脱の原因のひとつに気管軟骨の変性が関与していると考えられているため
軟骨の修復をはかることで、症状の改善を期待するものです。

当院でも治療例はまだ少ないですが、頑固な咳が治まる例が多いようです。
気管の狭窄が改善したという他施設の報告もありますが
現状では咳などの症状の改善、気管狭窄の悪化防止を目的に新しい治療を行っています。
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マダニ予防

2013年04月16日
今年も狂犬病予防接種の時期がやってまいりました。
予防接種の時期は混み合うことがありますので時間に余裕をもってご来院ください。

もうひとつの大事な予防であるフィラリア予防は札幌では6月上旬から始めることをおすすめします。


マダニに関して、今年はニュースでも報じられているように
日本でもマダニから人へ感染するウイルス感染症(SFTS)、重症熱性血小板減少症候群が報告されています。

現在のところ動物への感染による発症は報告がないようですが
マダニが人へのウイルス感染を媒介するため、マダニの動物への寄生も予防したほうがいいでしょう。

札幌では例年、ゴールデンウィーク頃から犬にマダニが付いて動物病院へ来院することが増えてきます。
緑の豊富な公園や河川敷によく散歩に行く場合や、キャンプなどに一緒に連れて行く場合などは
定期的にスポットオンタイプのマダニ予防薬で予防することをおすすめします。

マダニ予防薬に関しては動物病院にお問い合わせ下さい。

子宮蓄膿症

2013年04月04日
最近、続けて子宮蓄膿症の子を診る機会があったので
今回は子宮蓄膿症についてお話したいと思います。

現在では多くの方がペットの避妊去勢手術を実施しているため、昔に比べると診る機会が減りましたが
今でも重大な病気に変わりはありません。

子宮蓄膿症とは子宮に細菌感染が起こり、子宮内に膿がたまってしまう病気です。
この病気になると元気や食欲がなくなったり、飲水量が増える、異常なおりものが出るなどの症状が起こります。

積極的な治療を行わないと亡くなる危険性が高い病気です。
内科治療では膿の排出が即座にされないため、敗血症などを発症する可能性が高く
一般的には外科手術を行います。
適切な治療を実施した場合でも死亡率は数%から20%程度と報告があり
敗血症や腎不全、DICを併発すると死亡率があがってしまいます。

高齢未避妊メスでの子宮蓄膿症の発症率は20%以上と言われており
予防のためにも早期の避妊手術をおすすめしています。
避妊手術について詳しくは
当院ページをご覧ください。

子宮蓄膿症の写真はこちらから
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